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相手は手強い!?掴んでおきたい、中国マーケット動向

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010中国スマートフォン市場シェアでXiaomiがSamsungを抜いて首位を奪取

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アメリカの調査会社・Canalysが先ごろ発表した最新の統計データによると、2014年第2四半期(4~6月度)に中国スマートフォン市場において、Xiaomi(小米科技)が約1500万台を出荷(シェア約14%)して、2012年から約2年弱中国国内でトップを保ってきたSamsung(三星電子)を抜いて、初めて中国国内で首位を獲得しました。

これまで中国で住んできて、普通に周りの中国人がSamsungのスマートフォンを一生懸命使っているところを目の当たりにしてきた筆者にとっては、Samsungの陥落がやや驚きに感じているのですが、データはただ単にXiaomiがSamsungを抜いただけではなく、今中国スマートフォン市場がとても混沌とした状態に置かれていることを示しています。それでは、詳しく見ていきましょう。

Smart phones, China, units by vendor, Q2 2014-1.pngSmart phones, China, units by vendor, Q2 2014-2.png

2014年第2四半期に中国スマートフォン市場において出荷された台数は、Xiaomiが約1500万台(シェア約14%)でトップ、第2位はSamsungで約1320万台(シェア約12%)、以下Lenovo(聯想)約1300万台(シェア約12%)、Yulong(宇龍)約1270万台(シェア約12%)、Huawei(華為)約1180万台(シェア約11%)と続いています。

※YulongはCoolpad(酷派)というブランドでスマートフォンを販売しています。

このように、わずか3%差の中で5社がひしめくとても混沌とした状態にあることが分かります。

これまで首位に君臨していたSamsungは、中国でスマートフォン利用が増えだした2012年に、前年2011年に年間シェア約29.9%と圧倒的な勢力を保っていたNokiaをわずか1年で8分の1の約3.7%で7位に転落させるほどの勢いで、17.7%のシェアで首位に躍り出ました。

これまでSamsungが中国市場をリードしてきたのは、

  • 同時期に日本を含めた世界的にSamsungのブランドイメージが向上していたこと
  • 中国の3大携帯電話キャリア(中国移動・中国聯通・中国電信)と協力を強化して各キャリアの通信形式(3G/TD-SCDMA・W-CDMA・CDMA2000)に対応したこと
  • 端末1台で2つのSIMを使い分けられるデュアルSIMに対応したミドルレンジ・ハイスペックの端末を多数投入してきたこと

などが挙げられます。

以前のコラムでも紹介したことがありますが、2011~2012年頃に中国で販売されていたスマートフォンといえば高嶺の花で、最低でも1台4,000元(当時のレートで約5万円)以上、5,000~6,000元も珍しくありませんでした。

2011年にXiaomiが1,999元という低価格ながら、高性能なスマートフォンを初めて発売して以降、中国メーカーが同じように追随して、2,000元以下の低価格帯のスマートフォンがどんどんと発売されるようになりました。

Samsungは現在においても、中国で販売しているスマートフォンはGalaxy S 5が4,000元前後(約66,000円)、9月頃発表される予定のGalaxy Note 4も同様に4,000元以上で販売されると予想されているように、高価格帯が中心ですが、現在の中国ではコストパフォーマンスに優れたスマートフォンが伸びており、必ずしもハイスペックでなければいけないというわけではありません。

2014年第2四半期時点のトップ5社はSamsungを除けば全て中国メーカーで占められており、中国人の心理をよく理解している中国メーカーがSamsungを飲み込もうとしているのは必然と言えるのかもしれません。

Xiaomi4-37sec.jpg

首位を奪取したXiaomiは、ちょうど1年前の2013年第2四半期では約440万台の出荷に過ぎませんでしたが、約3.4倍増の躍進を果たしました。

Xiaomiの販売バリエーションは増え、699元(約11,000円)から買えるスマートフォン・紅米、オクタコア(CPU8コア)搭載ながら、799元(約13,000円)から買える5.5インチファブレット・紅米Note、そして今年7月29日から発売開始した最新のハイスペックスマートフォン・小米4(現在3G版が発売中、LTE対応版は中国移動対応版が9月、ほか2社対応版が年末発売予定)の初回販売分がわずか37秒で売り切れており、依然として高い人気を博しています。

第3四半期でXiaomiがこのままリードを広げるのか、他の中国メーカーも追随していくのか引き続き状況を観察していくのがワクワクしますね。

参考URL:

© MAKEPO

 
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著者情報

マスヤマトモアキ

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。中国人妻と3歳の双子の男の子を抱えながらの生活。おカネのために中国関連の輸出入業始めました。

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