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相手は手強い!?掴んでおきたい、中国マーケット動向

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0112014年第2四半期の中国オンライン動画サイトにおける広告市場規模は672億円

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中国のリサーチ会社である易観智庫(Enfodesk)が先ごろ発表した「中国オンライン動画市場四半期観測報告・2014年第2四半期」によると、2014年第2四半期(4~6月)の中国オンライン動画サイトにおける広告市場規模が過去最高の41億人民元(約672億円)に達していることが分かりました。

日本では2013年・年間の市場規模が132億円で、2017年には640億円規模になると予測されていますが、既に中国ではたったの3ヶ月間で巨額の売り上げを叩き出しました。この差はいったいどういうことなのでしょう?詳しく見ていきましょう。

china2014q2ad01.png2014年第2四半期の中国オンライン動画サイトにおける広告市場規模は41億人民元(約672億円)で、前四半期から11.3億元・38.3%の上昇、前年同時期から12.2億元・42.6%の上昇を見せています。

(この数字はバナー広告と呼ばれる画像型広告ではなく、インストリーム広告と呼ばれる動画コンテンツの前後、あるいは中間に挿入されて一定時間表示される動画の広告を指します)

今年の第1四半期からの伸びが顕著ですが、第1四半期はその前の四半期から-19.0%の下落をしていたので、今回の第2四半期の伸びは急上昇というよりは、着実に伸びているという見方が正しいかもしれません。

(2013年第4四半期と比較すると、4.4億元・12.0%の増加です。例年第1四半期の企業広告予算は比較的限定的で、過去3年続けて前年第4四半期から-5.1%、-9.1%、-19.0%と下がっていました。調査では書かれていませんが、第1四半期は中国では年度替わりである点、また旧正月時期を挟むため、業界人事の変動が出やすい点も大きいのではないかと推測します)

今回の伸びの大きな要因としては、第2四半期に入って企業広告予算が伸びた点、更に6~7月の間に開催されていたサッカー・ワールドカップの中国国内においての熱狂的な盛り上がりを利用したマーケティング戦略で投資が増加したと易観智庫は分析しています。

china2014q2ad02.pngまた、モバイルに限定した広告市場規模も前四半期に比べ、3.6億元・59.0%増の9.7億元(約159億円)に達していることも記されています。全体の市場規模から見たモバイル規模も23.6%と前四半期から3ポイント増加しており、着実な伸びを見せています。

モバイルはパソコンと比べると、表示スペースが限られるため、ユーザーに打った広告が目に入りやすく、広告効果が明確に出やすいという利点があります。

将来的には中国においてもRTB形式を用いることで、よりモバイル動画広告の活性化が図られていくと見られています。

china2014q2ad03.png中国の各動画サイトの市場シェアも発表されており、

と続いています。

優酷土豆は淘宝網、天猫、アリババドットコムなどを手掛けるアリババ社が4月に日本円で1250億円規模の出資を取り付けており、今後の商業的先行きが明るいことが支持を受けているのでしょう。

愛奇芸PPSは、韓国MBCで大人気のバラエティ番組「Where are we going?Dad」の版権を中国・湖南衛視が買い取って制作、中国で現在大人気のバラエティ番組となっている「爸爸去哪儿2」(パパ、どこに行くの?2)の動画サイト独占放映権を愛奇芸PPSが取得したことで、テレビ視聴者だけでなく、インターネットから番組を見た視聴者が人気を盛り上げ、それに呼応するように広告効果が生み出されたことが大きいようです。

他のサイトも同様に、人気のあるテレビや映画コンテンツの独占放映権を囲い込むことでサイトへ誘導、そしてその流れに広告も入り込んでいるという構図のようです。

日本の動画広告市場規模はシード・プランニングが発表した2013年の統計によると、2013年・年間の市場規模が132億円に過ぎず、前年から3倍に伸びているものの、オンライン広告市場全体に占める割合はたった2%のみとなっています。一方の中国は昨年2013年・年間の市場規模が122.1億元(約1950億円)で、オンライン広告市場全体に占める割合は12.2%とアメリカ(Digital Video Commercials、2013年上半期の割合が7%)に比べても、大きな伸びであることが分かります。

日本がこれから市場規模を引き上げていくとすれば、どれだけ優秀なコンテンツを出して、そこに広告を集められるかにかかっているのではないでしょうか。


参考URL
(中国語)

© MAKEPO

 
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著者情報

マスヤマトモアキ

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。中国人妻と3歳の双子の男の子を抱えながらの生活。おカネのために中国関連の輸出入業始めました。

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増山智明

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