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相手は手強い!?掴んでおきたい、中国マーケット動向

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0172014年11月11日、中国の独身記念日 - アリババは1日で1兆円を売り上げた!

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突然ですが、 11月11日は、何の日だったでしょうか?
日本では、乾電池の+-を「十一」にみたてて「電池の日」であったり、ここ10数年で確立された有名なお菓子「ポッキー&プリッツの日」などの答えが多いかもしれません。

一方、中国では11月11日と言えば、まず挙がるのが「光棍節」(グァングンジエ)。
「光棍(児)」は中国語では「(男性の)独身者」を意味します。更に言うと「棍」は中国語で「棒」を意味して、「1111」と棒が4本も並んでいるこの日が「光棍節」(独身記念日)とここ数年で若者の間で急速に広がりました。

中国では、これまで推進されてきた一人っ子政策の影響で、女の子より男の子を産むことを「選ぶ」風潮があり、その結果、数千万人とも言われる「売れ残り男子」が存在します。彼らが自虐的に祝うのが「独身者のお祭り・光棍節」なんです。

そして、2014年11月11日の「光棍節」。この「お祭り」を数年で広める立役者となった中国のネット通販大手各社が、今年もこの11月11日を目掛けて大幅な値下げセールを展開しました。

その中でも、ひときわ目立ったのは中国最大手のC2C(消費者間取引)サイト「淘宝網」(タオバオ)とB2C(企業対消費者間取引)サイト「天猫」(Tmall)を抱える阿里巴巴集団(アリババ・グループ)。

中国のネット通販マーケットで8割のシェアを占める阿里巴巴が凄い記録を打ち立てました。

2014年11月11日、この1日だけの売り上げが何と1兆円を突破!!

20141111alibaba.jpg

11月11日、天猫(Tmall)では、「天猫1111購物狂歓節」(Tmall・1111ショッピングカーニバル)を実施しました。

2009年から始まって、今年が6年目。

これまでの狂歓節1日の売り上げ総額は、

  • 2009年: 5200万元
  • 2010年: 9億3600万元
  • 2011年: 52億元
  • 2012年: 191億元
  • 2013年: 362億元

2012年の191億元(当時のレートで約2400億円)の時点で、1日の売り上げの世界記録を作りました。昨年2013年は更に大きく伸ばして362億元(当時のレートで約5849億円)としていました。

この362億元という数字だけでも、1日で中国国内で消費される金額の半分以上を占め、アメリカで毎年11月第4木曜日の感謝祭の後の翌月曜日に行われる「サイバーマンデー」のオンライン売上高約22億9000ドル約140.35億元=約2645億円)の約2.5倍の規模を誇りますが、

今年2014年11月11日の1日(24時間)の売り上げは何と!

571億1218万1350元(約1兆760億円)

という、またまた驚異的な数字を叩き出しました。

今回は、天猫だけではなく、天猫国際・淘宝海外・速売通(AliExpress)なども参加して、まさに全世界を巻き込んだお祭りとなった分、更に売り上げを伸ばすことに成功しました。

571億元の足跡を振り返ると...、

  • 0時3分: 10億元
  • 0時14分02秒: 50億元
  • 0時38分28秒: 100億元
  • 10時51分: 300億元
  • 13時31分: 362億元
  • 21時12分: 500億元

カーニバルのスタートから1時間足らずの盛り上がりが異常だった分、その後は堅調な伸びでしたが、改めて阿里巴巴の凄さを見せつける結果となりました。

日本経済新聞によると、サイト上での注文数は約2億7900万個と前年から78.5%増加したというのもこの1日の凄さを物語りました。

そして、571億元の売り上げを下支えしたのが、スマートフォンなどモバイル端末を通じた取引で、モバイル売り上げ総額は約243億元(約4579億円)と全体を42.6%を占めたのも、今の中国のモバイル取引の強さ。

20~30代の中国のモバイルを愛用する若者たちの熱狂が更なる記録を打ち立てました。

「お祭り」が終わり、そのツケは...

今回の狂歓節には、天猫だけでも約27,000社・42,000のブランドが参加。

各社各ブランドで合計100万人近いカスタマーサービスオペレーターが、顧客のあらゆる問い合わせに対応しました。

そして、11月11日が終わり、参加各社がカーニバルを終えてホッと一息ついている一方で、

活気づくのは中国国内の物流業者です。

阿里巴巴が中国の主要物流業者と共同で2013年に設立した物流会社・菜鳥網絡科技有限公司(Cainiao)では、合計14の物流業者と提携。今回新たに投入する25万人の配送員を含めて、合計125万人を動員して「1兆円分」の商品を手分けして配送します。

恐らく11月いっぱいは、この「11月11日」で振り回され続けることでしょう。

年々物凄いスピードで伸び続けている11月11日の「お祭り」。来年はまたどんな奇跡が見られるか楽しみです。

参考URL

http://www.chinadaily.com.cn/micro-reading/dzh/2014-11-12/content_12696363.html (中国語)
http://www.ithome.com/html/it/112097.htm (中国語)

© MAKEPO

 
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著者情報

マスヤマトモアキ

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。中国人妻と3歳の双子の男の子を抱えながらの生活。おカネのために中国関連の輸出入業始めました。

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増山智明

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