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026中国・吉林省の大型アンテナショップが淘宝網(タオバオ)に展開して大盛況!

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日本の街を歩いていると、デパートやイベント会場においての地方物産展や常設会場においての地方物産アンテナショップを見かけることがあるでしょう。

中国においても、そのような地方物産展は大型コンベンション&エキジビションセンターで不定期に行われることがありますが、いわゆる常設会場的なテイストでオンライン上で展開する試みが注目を集めています。

2014年9月22日、中国最大のECサイトである淘宝網(タオバオ)にオープンした「淘宝特色中国吉林館」です。

中国・吉林省と淘宝網が提携した「大型アンテナショップ」

淘宝特色中国吉林館は、中国東北部の吉林省の商務庁と淘宝網を運営するアリババ・グループが提携。吉林省農業総合情報サービスという吉林省直下の企業が運営しているオンラインアンテナショップです。

主に取り扱っているのは、

  • 「東北三宝」(ドンベイ・サンバオ)と呼ばれる高麗人参・鹿茸・蛤蟆油(長白山に生息する林蛙/雪蛙と呼ばれるカエルの卵管の油で、コラーゲン・蛋白質・鉱物質を含み免疫力を向上させる効果がある)
  • コメ・珍味・生鮮食品
  • 手工芸品・旅行プランなど

といった領域です。

吉林館オープン後、淘宝網の大イベントである

  • 「双11」(11月11日のイベント)では、1日で1400万元(約2億6400万円)
  • 「双12」(12月12日のイベント)では、1日で2300万元(約4億4000万円)

というアリババのイベント効果に助けられたところもあるものの、オープンから3ヶ月の昨年末時点で、

  • 総出店ショップ数: 700店
  • 総出品アイテム数: 30,000件
  • 総販売アイテム数: 100万件
  • 総売り上げ: 9890万元(約19億1500万円)

を達成しました。

圧倒的な人気は「吉林米」!

100万件の販売実績の中で、売れ筋はコメ・雑穀類・高麗人参・キクラゲといったところですが、圧倒的な人気は「吉林米」です。

jilin.jpg

「吉林米」は、日本の某スーパーマーケットチェーンでも販売されていて、ジャポニカ種に属しているので見た目は日本米に近いのが特徴。恵まれた自然環境・土壌、緯度が北海道と同じくらいでコメ作りに適した気候を武器に、中国で生産されているコメの中では品質的にも上位に位置しています。

淘宝特色中国吉林館がオープンした当日から6日間、吉林新米キャンペーンを展開して売上は57万元(約1013万円)を達成しました。

その後も、堅実な人気を集めて昨年末時点で、「吉林米館」の店舗会員55,000人、99.75%の顧客が「たいへん良い」という高評価がなされています。出荷量も500トンを突破しました。

淘宝網運営のアリババ・グループは今、農村部のEC取引にかなり力を入れている!

昨年9月にニューヨーク証券取引所に新規株式公開したアリババ・グループは、最近では事あるごとに各所で今後3つの分野に集中的に投資すると言い続けています。

  • 農村部での電子商取引
  • クロスボーダー取引(国際間取引)
  • クラウドコンピューティングを用いたビックデータ

の3つ。

今回の吉林省を含めた地方振興・農村部での電子商取引を促進するための「特色中国」というプラットフォームもその動きのひとつと言えるでしょう。

中国全体のインターネット利用者数は昨年6月末現在で6億3200万人いると言われていますが、その多くは都市部に住んでいる市民たちで、農村で暮らしている人はまだインターネットがまともに普及していないし、モバイル環境まで含めても不十分な状態が続いています。

中国政府も、2014年から農村部のインターネット環境整備にかなり力を入れ始めています。

環境が整備されてインターネットが普及してくれば、電子商取引は中国の農村・農産物販売、そして農業の消費成長に大きな変化をもたらすであろうとアリババは考えているようで、吉林省など農村を多く抱える地域の農産物販売に淘宝網などのプラットフォームを提供。

地元から中国全土、ひいては世界へ。

まだまだ未開拓の中国農村部市場の動きは、今後も目が離せません。
参考
淘宝特色中国吉林館:http://shop110683067.taobao.com/
特色中国:http://china.taobao.com/

© MAKEPO

 
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著者情報

マスヤマトモアキ

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。中国人妻と3歳の双子の男の子を抱えながらの生活。おカネのために中国関連の輸出入業始めました。

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増山智明

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