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0172015年春夏シーズンのトレンドカラー情報をチェック!

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ニューヨークファッションウィークは、毎年2月と9月、実シーズンに先駆けて半年前に開催されます。ニューヨークファッションウィークが終了すると、PANTONEから、2015年春夏シーズンのカラートレンドをまとめたFASHION COLOR REPORT SPRING 2015が発表されます。アパレル業界を中心に、2015年春夏シーズンに向けた、カラーマーケティングがスタートしています。

そこで今回は、「どんな色が流行る?2014年秋冬トレンドカラー情報を先取り」に引き続き、パントンファッションカラーリポートを参考に、2015年春夏シーズンのトレンドカラー情報をお届けます。

2015年春夏シーズンは、男女の違いが鮮明に

パントンファッションカラーレポートでは、毎回ウィメンズとメンズ、それぞれ10色で構成されるカラーパレットが発表されます。2014年秋冬シーズンのカラーパレットでは、ウィメンズとメンズで10色中なんと9色が共通。全体的にユニセックスな色が多く、男女それぞれのカラーコーディネートにあまり大きな違いは見られませんでした。

20140915_2015ss.043.jpg図1

しかし、2015年春夏シーズンは、ウィメンズとメンズで共通するのは、クラシックブルー(ブルー系)、トーステッドアーモンド(ベージュ系)、マルサラ(ブラウン系)、グレイシャーグレー(グレー系)の4色のみ。(図1)

20140915_2015ss.044.jpg図2

ウィメンズは、アクアマリン、スキューバブルー(ブルー系2色)、ルシートグリーン(グリーン系)、ストロベリーアイス(ピンク系)、タンジェリン(オレンジ系)、カスタード(イエロー系)、メンズは、ダスクブルー(ブルー系)、ツリートップ、ウッドバイン(グリーン系2色)、サンドストーン(ベージュ系)、チタニウム(グレー系)、ラベンダーハープ(パープル系)、それぞれ6色を加えて10色のパレットとなっています。(図2)

20140915_2015ss.045.jpg図3

ウィメンズの6色は明るく澄んだトーン、メンズの6色の内2色は、ベージュ系とグレー系のベーシックカラーで、残りの4色はやや濁りのあるトーンとなっています。(図3)
ウィメンズはカラフルに、メンズはベーシックにというように、傾向の違いが鮮明になっています。男女のカラーマーケティングを考える上で、ひとつの指針となりそうですね。

流行色情報の変遷と日本人の色彩感覚

PANTONE以外にも、流行色情報を発信する企業や組織はあります。広く知られているのは、1963年に発足したインターカラーの国際会議です。日本流行色協会(JAFCA)は、発足時から加盟しており、現在は、ヨーロッパとアジアの14ヶ国が加盟しています。インターカラー会議は、年に2回会議が開催され、24ヶ月後(実シーズンの24ヶ月前)の流行色を選定します。

その半年後(実シーズンの18ヶ月前)、カラー情報機関、素材協会などが独自に、カラー、素材、シルエットなどのトレンド情報を発信します。日本では、JAFCAが、日本の市場に合わせたトレンドカラーを発表します。

さらにその半年後(実シーズンの12ヶ月前)になると、トレンドカラー情報が素材に色出しされ、素材展が開催されます。日本で開催される素材展には、東京プレテックス京都スコープなどがあります。ファッション情報専門誌、業界紙なども、独自にトレンド情報を発表します。

さらに半年後(実シーズンの6ヶ月前)、色出しされた素材が、アパレル製品となり、アパレル展示会やデザイナーのコレクションが発表されます。ファッション雑誌にも記事が掲載されるようになります。PANTONEのファッションカラーレポートも、この時期に発表されるトレンド情報のひとつです。

アパレル産業では、流行色情報→素材→アパレルというように、2年の年月をかけて、ものづくりが行われていますが、その一方で、SPA(製造小売業)の台頭などによって、ものづくりに要する期間が短くなる傾向も見られます。また、ライフスタイルが重視されるようになり、流行色情報が対象とする領域は、インテリア、プロダクト、メイクアップなどにも広がっています。

日本において、流行色情報が、大きな流行を生むきっかけとなった事例として、60年代のシャーベットカラーのキャンペーンがあります。トーンの重要性が提唱され、広く受け入れられたことから、日本人の繊細な色彩感覚が伺えるのではないでしょうか。

現在はパーソナルコーディネートの時代となり、流行色情報においてもコーディネートが重視されるようになっています。人々の目を引きつけるプロモーションカラーはもちろん重要ですが、色と色との組み合わせによって生まれる新鮮なイメージが、より一層重要になってきているのではないでしょうか。

PANTONEのカラートレンド情報の魅力とは?

PANTONEのファッションカラーレポートでは、ニューヨークファッションウィークに参加するデザイナーたちの意見が紹介されています。どちらかといえば、日本ではあまり馴染みのないブランドが多いので、ブランドが提供する商品そのものが、日本の市場に直接的に及ぼす影響は、大きいとはいえません。

しかし、馴染みが薄いからこそ、カラーパレットに集約された情報は、私たち日本人にとって、とても新鮮に映るのではないでしょうか。さらに、ファッションの情報を色のみに絞り、色見本と連動させることによって、ファッション以外の領域にも応用できる、汎用性が生まれます。デファクトスタンダートと呼ばれる、PANTONEの強みを活かした戦略といえるでしょう。


アンケート

ウェブアンケートを活用して、カラーリサーチを行っています。20秒程度でご回答いただけますので、ぜひ、ご意見をお寄せください。アンケートの集計結果は、今後のコラムで解説させていただきます。ご協力をお願いいたします。

 
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著者情報

マツモトハナエ

松本英恵

カラーコンサルタント
2005年6月より、All About(オールアバウト)カラーコーディネートガイド
好きな色、似合う色、売れる色、心をつかむ色など、さまざまな観点から、カラーコーディネート、カラーマーケティングのノウハウをお伝えしています。
著書に、『心をつかむ色とデザイン 商品力・サービス力を磨くためのスキルアップ講座』(日本能率協会マネジメントセンター)、『和モヨウ配色手帖 オシャレな“和モヨウ”でもっと磨く配色レッスンBOOK』(技術評論社)などがある。

取材・仕事・講演のご依頼は、公式サイトへお願いいたします。
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松本英恵

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