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018ロゴの色とデザインをリサーチ!MAKEPO&NOIZZ編

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カラーマーケティングというと、連想されるもののひとつに、ロゴの色とデザインがあげられます。企業や団体、商品やサービスのロゴは名前や顔のようなもの。過去のコラムで解説してきたように、提供する商品やサービスのイメージと調和がとれていること、そして、競合する企業、商品やサービスとの違いを鮮明に打ち出すことが求められます。

そこで今回は、ウェブマーケティングのポータルサイトMAKEPOと運営会社NOIZZ(株式会社ノイズ)のロゴについてリサーチさせていただきました。

マーケティングのポータルサイトを略して、MAKEPO

makepo_logo_colormarketing.png

MAKEPOというネーミングは、ロッホさんのコラム「としまえんのまんまえではたらくなかまたちでオウンドメディアをつくってみる」でも経緯が紹介されていますが、マーケティングのポータルサイトを略して「マケポ」という説が有力なようです。まず最初に、ネーミングにおいて重要な語感が決まりましたが、ロゴをデザインする際に、表記をどうするかが課題となります。

カタカナで「マケポ」、ローマ字で「MAKEPO」「makepo」「Makepo」......。語感は同じですが、見た目の印象が違ってきますよね。

編集部にお聞きしたところ、ウェブデザインにロゴをあてた際に「しっくり」来たのがローマ字の大文字だったそう。また、小文字での表記も検討しましたが、ノウハウのためのサイト(サービス)を目指すことから、「権威性」や「重厚感」が、小文字では表現できないように感じたため大文字に決まりました。

ところで、ネーミングの語感と色には相性があると言われます。特に重要なのは、名前の最初の音。そして、母音、濁音、半濁音、長音(音引き)が、印象を左右します。

  • 「マ」の母音「ア」は、明るく、強く、元気なイメージがあります。
    →Mは赤、Aはオレンジ色。
  • 「ケ」の母音「エ」は、自然で、優しく、おだやかなイメージ。
    →Kは青、Eは緑。
  • 「ポ」の母音「オ」は、太く、たくましく、安定感があります。「ポ」は半濁音なので、楽しい雰囲気もあります。
    →Pはマゼンタ、Oは黄緑。

MAKEPOのロゴはとてもカラフルで、ひとつひとつの色も、ネーミングの語感と調和していますね。

そこで、編集部にデザインプロセスをお聞きしました。

代表の池永氏が作成した、デザイナーさんにデザインを依頼する際の発注資料を拝見したところ、「ノイズのロゴ(後述する現在のコーポレートロゴ)」にあわせるのもOKという記載がありました。『基本的には、サイトの設計図であるワイヤーフレームをすべてお渡しして、そのうえで検討していただく流れに落ち着きました。』と池永氏。色味の指定は特にありませんでしたが、発注資料のワイヤーフレームを見ると、提供するコンテンツやサービスのカテゴリがいくつか別れており、それにあわせて、デザイナーの判断で、ロゴも色わけしたのではないかと思います。

フォントについては、全体のデザインとマッチするように・・・というだけのオーダーで、デザイナーさんからあがってきたデザインを確認して、違和感がなかったのでOK・・・という流れになったようです。

MAKEPOと対象的な、NOIZZのネーミングとデザイン

noizz_logo_colormarketing.png

マケポに続いて、ノイズ社のロゴも見ていきましょう。

  • 「ノ」の母音「オ」は、太く、たくましく、安定感があります。
  • 「イ」は、繊細で、感情的ですが、意思の強さが感じられます。
  • 「ズ」の母音「ウ」は、小さい、かわいい、デリケートなイメージがあります。「ズ」は濁音なので、重厚感があります。

マケポもノイズも3音ですが、母音の構成(ア、エ、オ)と(オ、イ、ウ)、語尾の「ポ」と「ズ」など、語感が対照的ですね。表記は、ローマ字の小文字で、コーポレートカラーのブルーを背景に、白抜きで表示されます。

編集部に伺ってみると、音による表現やデザインについて、正規の教育を受けたわけではないので、完全に感覚で決めたとのこと。ただ、ベンチャー企業に勤めていた際に、ウェブプロデューサーのイロハとして、「覚えにくいネーミングはダメ」「一言で説明して、相手に理解されないサービスは流行らない」と、師匠に習っており、その考えの影響もあるのではないかと、ご回答いただきました。

noizz-oldlogo_color_marketing.pngやんちゃ感のある創業当初のロゴ。『時代の流れを感じますね』と池永氏

ところで、株式会社ノイズの設立は、2010年3月。創業時と現在とでは、ロゴのデザインが変わっています。創業時のロゴデザインは、ウェブサービスの会社を想定して作成しましたが、創業後2年間は、事業への投下資金を獲得するためにコンサル事業をメインとしており、ロゴが業務内容と大きく乖離することに。そこで、コーポレートサイトのリニューアルをすることになり、ロゴも一新することにしたとのこと。

また、社名の「ノイズ」は、元々IT業界の嫌がらせ的な位置づけになろうと思って命名(元の意味は、noise:雑音)したもので、

  • 既存の単語を使うことで、なじみやすい
  • Yahoo!やGoogleのように文字列を重ねている会社は、長続きしており縁起がよい
  • 覚えてもらいやすくするために音を短く
といった点も意識したそうです。

ロゴを一新した頃は、コンサルティングが主軸事業(現在はウェブサービスとメディアサービスが伸びている)だったことから、池永氏曰く『「信頼感」「安心感」を重視したデザインを採用しました。事業やビジネスモデルの企画/設計を含むコンサルティングのため、設計を意識した「方眼紙」をNOIZZの「O(オー)」の文字にあて、シンプルなイメージにしました』とのこと。

そして、一見読めなさそうで読めるUNITEDシネマの線で書かれたロゴを参考にしたそうです。

ロゴが決定するまでのプロセスは、MAKEPOとほぼ同じで、代表の池永氏がラフを作成し、デザイナーさんと打ち合わせ。相互に修正案を提示して、確定に至る。という、非常にシンプルな流れでした。

ロゴを活かすも殺すも、レギュレーション次第

ところで、ロゴはデザインして終わりではありません。ノイズでは、印刷物について、次のようなレギュレーションを設けています。

  • プレゼン等資料は、フッターに「ロゴ」「NOIZZ Inc.」を必ず表記する。
  • 送付状等は、右上にロゴを必ず表記する。
  • 社内共有書籍(蔵書)&椅子等の備品にいは、ロゴシールを必ず貼り付ける。
    ※書籍は借りたまま、誰のものかわからなくなり返却されないケースが結構あったため、所有者管理の意味あいを持たせています。
  • 封筒は、封をする部分等任意の位置にロゴを表記する。
    なお、封筒は、ブルー系のコーポレートカラーに合わせて、"濃紺(ハグルマ封筒社)"のものを活用しています。コンサルティング会社でもあることから、ブランディングが必要とはいえ、大企業のようにお金をかけることができません。そこで、既成品の封筒を活かして、いかに格好良く見せられるか・・・ということを考えた結果、現状の封筒となりました。
envelope_noizz_colormarketing.jpg
ロゴの使用は、ウェブ、SNSなどデジタルデバイスと、封筒など印刷物に大別されます。さらに、ビジネス文書に使用する場合は、プリントアウトやコピー(カラー/白黒)、プロジェクターなど、さまざまです。せっかく制作したロゴを活かすためにも、レギュレーションを決めておくことが大切です。
参考文献
アンケート

ウェブアンケートを活用して、カラーリサーチを行っています。20秒程度でご回答いただけますので、ぜひ、ご意見をお寄せください。アンケートの集計結果は、今後のコラムで解説させていただきます。ご協力をお願いいたします。

© Hanae Matsumoto

 
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著者情報

マツモトハナエ

松本英恵

カラーコンサルタント
2005年6月より、All About(オールアバウト)カラーコーディネートガイド
好きな色、似合う色、売れる色、心をつかむ色など、さまざまな観点から、カラーコーディネート、カラーマーケティングのノウハウをお伝えしています。
著書に、『心をつかむ色とデザイン 商品力・サービス力を磨くためのスキルアップ講座』(日本能率協会マネジメントセンター)、『和モヨウ配色手帖 オシャレな“和モヨウ”でもっと磨く配色レッスンBOOK』(技術評論社)などがある。

取材・仕事・講演のご依頼は、公式サイトへお願いいたします。
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松本英恵

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