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024大人の男女を惹きつける、緑の穏やかな魅力

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コラム「「赤」は主役の色。アクティブなイメージを活かそう」では、色みやトーンが異なる赤を比較して、色彩心理の基本を検証し、赤のイメージの広がりを探りました。同様のアンケートを緑で実施しましたので、その結果をお知らせします。

暖色と中性色、原色と二次色

赤は見た目の印象が暖かい「暖色」、緑は見た目の印象は暖かくも冷たくもない「中性色」に分類されます。信号機の赤と緑のように、赤は危険、緑は安全のシンボルとしても定着していますね。

また、赤、黄、青は「原色」、オレンジ(赤と黄)、緑(黄と青)、紫(青と赤)は「二次色」に分類されます。二次色は、2つの原色の要素を併せ持つ色なので、原色に比べると、より複合的なイメージになります。シンプルで強いメッセージを伝えたいときは原色、ややソフトにメッセージを伝えたいときは二次色といった使い分けもできるでしょう。

「緑」のイメージもイロイロ

緑の印象評価アンケート」は継続していますので、アンケートをご覧になっていない方は、ご回答いただいてから、解説をお読みいただけたらと思います。



それでは、アンケート結果を見ていきましょう。アンケートの集計期間は、2014年9月7日〜2014年11月20日。有効回答数は68です。

寒暖感は、色みの違いから生まれる。

今回のアンケートでは、寒暖感をお答えいただく質問を2つご用意しました。

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「2つの緑のうち、「冷たい」と感じる方をクリックしてください」という質問では、ヴェール・ヴェロネーゼが77%、ヴェールが23%という結果に。「2つの緑のうち、「暖かい」と感じる方をクリックしてください」という質問では、ヴェール・エコッセが75%、サパンが25%という結果になりました。

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上のグラフは、横軸を色相(色み)、縦軸を明度(明るさ)としたグラフに、8つの色をプロットしたものです。ヴェールとヴェール・エコッセは黄緑寄り。ヴェール・ヴェロネーゼとサパンは青緑寄りです。寒暖感は、色みの違いとの関連が強いとする色彩心理の基本を裏付ける結果となりました。

地味派手感は、彩度の違いから生まれる。

地味派手感をお答えいただく質問も2つご用意しました。

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「2つの緑のうち、「控え目」と感じる方をクリックしてください」という質問では、ヴェール・アマンドが78%、千歳緑が22%という結果に。「2つの緑のうち、「華やか」と感じる方をクリックしてください」という質問では、若竹色が93%、ヴェール・バスチーユが7%という結果になりました。

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上のグラフは、横軸を色相(色み)、縦軸を彩度(鮮やかさ)としたグラフに、8つの色をプロットしたものです。ヴェール・アマンドよりも千歳緑の方が彩度が低く、ヴェール・バスチーユよりも若竹色の方が彩度が高いという組み合わせです。地味派手感は彩度との関連が強いとする色彩心理の基本を裏付ける結果となりました。

明度の違いから生まれる、色彩心理とは?

今回のアンケートでは、その他に4つの質問を行っています。

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「2つの緑のうち、「軽い」と感じる方をクリックしてください」という質問では、若竹色が100%、ヴェール・アマンドが0%という結果に。「2つの緑のうち、「柔らかい」と感じる方をクリックしてください」という質問では、ヴェール・バスチーユが87%、ヴェール・エコッセが13%という結果となっています。

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「2つの緑のうち、「ふくらんで見える」方をクリックしてください」という質問では、ヴェールが81%、サパンが19%という結果に。「2つの緑のうち、「飛び出して見える」方をクリックしてください」という質問では、ヴェール・ヴェロネーゼが97%、千歳緑が3%という結果となっています。

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上のグラフは、横軸を色相(色み)、縦軸を明度(明るさ)としたグラフに、8つの色をプロットしたものです。色の軽重感や硬柔感は、明度との関連が強いと言われます。膨張色と収縮色、進出色と後退色も明度との関連が強く、さらに、暖色の方が膨張・進出効果が高く、寒色の方が収縮・後退効果が高いと言われます。質問と色の組み合わせによって違いはありますが、概ね、色彩心理の基本を裏付ける結果となっています。

人気の高い緑はどんな色?

8つの色からお好きなものを選んでいただく質問では、若竹色25%、ヴェール・ヴェロネーゼ21%、ヴェール・バスチーユ15%というように、上位3色は青緑寄りの色が占めています。反対に下位は、千歳緑1%、ヴェール・アマンド7%、ヴェール・エコッセ7%など、黄緑寄りのダーク色や濁った色が占めています。

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ファッションやメイクアップでは、秋冬は暗めのトーンが好まれる傾向がありますが、このアンケートは季節感の影響は伺えません。素材やデザインの印象を伴う商品の色彩とウェブ上に表示される色票では、感じ方が違うのかもしれませんね。

ところで、赤のアンケートは回答数が非常に多く、回答者の91%を女性が占めていましたが、緑のアンケートは回答数が少なく、回答者の34%を男性が占めています。また、赤は10〜20代が36%を占めていましたが、緑は50〜60代が26%を占めており、年齢層も異なる結果になっています。
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赤のような押しの強さはないものの、緑には大人の男女を惹きつける魅力が備わっているのではないでしょうか。

参考
アンケート

ウェブアンケートを活用して、カラーリサーチを行っています。20秒程度でご回答いただけますので、ぜひ、ご意見をお寄せください。ご協力をお願いいたします。

 
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著者情報

マツモトハナエ

松本英恵

カラーコンサルタント
2005年6月より、All About(オールアバウト)カラーコーディネートガイド
好きな色、似合う色、売れる色、心をつかむ色など、さまざまな観点から、カラーコーディネート、カラーマーケティングのノウハウをお伝えしています。
著書に、『心をつかむ色とデザイン 商品力・サービス力を磨くためのスキルアップ講座』(日本能率協会マネジメントセンター)、『和モヨウ配色手帖 オシャレな“和モヨウ”でもっと磨く配色レッスンBOOK』(技術評論社)などがある。

取材・仕事・講演のご依頼は、公式サイトへお願いいたします。
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松本英恵

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