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004KOO-KI社(Mr.shapeのタッチカード)の事例 - 福岡から世界に発信!成功の秘訣は「オモシロイモノ」しか作らないこと!?

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日本 福岡 空気株式会社(KOO-KI)
http://www.koo-ki.co.jp/

映像の企画、デザイン、制作を行っているクリエイティブ・スタジオで、福岡市を拠点にグローバルに活躍している企業です。2020年東京オリンピックの招致PRフィルム『Tomorrow begins ~未来(あした)がはじまる~』を企画・制作するなど、国内外で高い評価を得ています。
映像制作がメイン事業にもかかわらず、アプリの開発でも成功しているのはなぜでしょうか?知育アプリ『Mr.shapeのタッチカード』(iOS,Android)がロングヒットとなった、その要因を探ります。

KOO-KI(空気)が開発した親子(未就学児)向けの絵カードアプリ『Mr.shapeのタッチカード』は、いろいろな仕掛けをタッチして、楽しく遊びながら単語を学べる知育アプリです。リリースは、2011年4月(iOSアプリ)。
そのころは、iPhoneが普及し始めた時期で、日本におけるこども向け、知育アプリの開発は、まだまだ発展途上でしたが、そんな中でも高いクオリティーとキャラクターのインターラクティブなおもしろい動きに、ひときわ目立つ存在でした。

2013年度グッドデザイン賞を受賞。その後2014年に、待望のAndroid版もリリースし、現在65万以上のダウンロード数を達成しています。

これだけ作りこまれたアプリを制作しているので、アプリをたくさん作っている会社かと思われる方もいるかもしれませんが、自社アプリは、1点のみ。しかも、ベビーやキッズを専門にしているわけではないのに、知育アプリを手がけているというのです。

地方都市福岡。そこには、東京にはないおもしろさが詰まっていた!

最近、福岡がじわじわキテイル!と感じられている方、ビンゴです。「クリエイターたちにとって、今最もホットな街」と巷で呼ばれ、福岡がおもしろいことになっている様子をメディアなどでもよく見聞きするようになりました。

「東京にはないおもしろさが詰まっている。」そんな印象を受けるのですが、それもそのはず!聞くところによると、福岡の人たちは、おもしろいことが大好きで、むしろおもしろいことなら優先してしまうという気質があるらしいのです。

立地も、昔から九州と本州をつなぐ重要な場所でしたし、なによりも中国そしてアジアの国々・都市に近いという点が、東京に勝る利点となっているそうです。
「アジアのゲートウェイ」を目指しているという福岡は、現在、行政とクリエイターがタッグを組んで、「福岡移住計画」(http://fukuoka-ijyu.jp/)なるものを進めていたりと、目が離せません。

そんなホットな街を拠点に活躍する同社、いったいどんな会社なんでしょうか?

公式サイトをのぞいてみると、まさにその「オモシロイモノ」に重点を置いたお仕事をされているということが伝わってきました。

(前半略)
まず、会社は九州の福岡市(博多)にあります。

そして、絶対に「オモシロイモノ」しか作りません。

はっきり言って不便な(めんどくさい)会社です。

にもかかわらず、国内外からオファーをいただき、

お陰さまで数々のお仕事と賞をいただいております。

仕事は頑固な職人気質、仕上がりは芸術的かつエンターテインメント、

飲んでしゃべればいい友達、

つまり、

男気と映像への愛にあふれた会社なのです。

引用元:http://www.koo-ki.co.jp/about

原点は、映像制作にあり!

映像制作がメインの同社。
海外で高い評価を得る要因としてあげられるのは、ノンバーバルコミュニケーション=非言語での表現です。

他民族国家であるアメリカを始め、多くの国や地域では、人々が話す言語はけっしてひとつではありません。映像を作るにあたって、できるだけ言語に頼らない作品に仕上げることが求められる傾向にあります。

映像に限らず、世界でヒットする製品作りには、これはかなり重要なポイントかもしれません。

さらに重要なのは、見ていて「オモシロイモノ」、きちんと感情に響くものであること。おもしろくないものは、見終わった後、何も印象が残らないという残念なことになりかねません。

今まで、国内外で受賞した数々の賞が、KOO-KI作品の素晴らしさを物語っています。

東京オリンピックの国際招致PRフィルムにも、まさにこの点が反映され、見る人のココロに熱いメッセージが届く内容となっていました。

そして、この映像分野で培ってきたノンバーバルコミュニケーションの応用が『Mr.shapeのタッチカード』のUI設計にも活かされているようです。

わかりやすいボタン配置やタッチしたときの動きで、まだ言葉のわからない小さな子どもでも直感的に遊べる作りになっています。

『Mr.shapeのタッチカード』自体も、もともとは映像作品が原点。2009年に発表、国内外の映画祭で上映され、Youtube再生回数が150万回以上の「Mr.shape」のショートアニメーションから生まれた知育アプリでした。

アプリの随所に「オモシロイモノ」がちりばめられており、隠れた仕掛けが用意されていたりと、遊び心満載の演出で、大人も飽きずにこどもと一緒に楽しめるようになっています。

「親子で一緒に笑い、驚き、発見する。」そんな親子の"共感とまなび"を通じ、良質な親子のコミュニケーションを活性化するチャンスを提供してくれています。

海外も視野に入れた設定に

国内だけでなく、海外のユーザーも取り込むために大事なことは、ローカライズです。

もちろん言語を使わないノンバーバルなアプリがヒットする傾向にあるというのは、この連載で前回までに扱ってきたアプリを見てもおわかりいただけるかもしれません。

ただし、この『Mr.shapeのタッチカード 〜 おやこで遊べて子供(こども)が喜ぶ知育(ちいく)アプリ』の場合、コトバを扱うため、どうしても中国語、英語へのローカライズが重要な鍵を握っていました。

写真 2015-03-05 11 01 55.png 写真 2015-03-05 11 02 35.png

写真 2015-03-05 11 02 12.png 写真 2015-03-05 11 02 18.png

メインキャラクター「ミスターシェイプ」の設定も、国籍や民族などにとらわれない世界の人々に受け入れられやすい要因になっているのかもしれません。

ミスターシェイプは"カタチのくにの『つみきの 木の実』
から生まれた小さな男の子。
丸い鼻と、三角帽子、四角い顔の男の子。
好奇心旺盛でいたずら好きなミスターシェイプは、
ちょっぴり不思議でちょっぴりおしゃれな"カタチのくに"で
いろ〜んなことを見つけるのが大好き。
そんなミスターシェイプを見ていると
大人も子どもも一緒になって笑顔になっちゃいます。

引用元:http://www.mrshape.jp/about

また、国内においても、幼いうちから他の言語の習得を希望する親の気持ちにも響き、中国語や英語を楽しみながら学ぶきっかけ作りにも役立っているようです。

ファンとのコミュニケーションも大切に

FacebookTwitterをのぞいてみると、ほぼ一貫して、ボク(=「ミスターシェイプ」)が投稿者になっていることに気づかされるでしょう。顔文字や親しみやすい言い回しを多用することで、つい興味を持ってしまうような投稿がほとんどです。

また、イベントを行う際やプレゼントの送付時にも、「ミスターシェイプ」からメッセージが届くなど、うれしい演出が行われています。(筆者経験に基づく)

SNSを通したファンとのコミュニケーションも大切にしている様子が伺えます。

昨年から積極的にはじめている、全国各地のAppleストアでの楽しいイベントや大丸福岡天神店のキッズ&ヤングファミリーフロアとのコラボなど、実際にキャラクターと触れ合う機会も提供することで、さらに多くのファンを取り込むことに成功しているようです。

レアなオリジナルグッズの制作(非売品も含む)も少しずつ行われているようなので、リアルでも今後に期待したいキャラクターです。

mrshape.png


【Mr.shapeのタッチカードの成功要因】

  • おもしろいものを常に追究できる福岡という立地
  • 映像分野で培ってきたノンバーバルコミュニケーションの応用
  • 海外も視野に入れた設定に(ローカライズとキャラクター設定)
  • ファンとのコミュニケーションを大切にしている
【執筆中に気づいたあったらいいな!】

  • アプリの紹介用にプレスキット(画像)があったら、うれしいです。
    ※日本国内のアプリ制作会社、これ、けっこうおざなりになってます。
参考

© MAKEPO

 
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