お子様業界最前線!キッズマーケティングを制するには、ココをおさえておけ!
マーケティング005「行事」や「変化」に対応した親向けビジネス展開を

「子供」を中心に取り巻く「大人」向けの商品とは?
先日、「子供と一緒に」をキーワードに、子供を入り口にした「親」という顧客を獲得しましょうというお話しをしましたが、今回は「大人」が「親」になるための通過点に待っている様々なイベントや変化の中で必要になるものやサービスに着目をしてみましょう。
「親」になる第一歩、「妊娠」で必要になるものとは...
マタニティという言葉を聞くと、マタニティウェア...妊娠期間中に着る服というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。妊娠すると、臨月を迎えるまでにお腹は相当な大きさになるので、服を一着も買わないまま出産まで過ごすというのは現実的に不可能です。つまり、絶対に服を購入する機会があるのですから、ここをビジネスチャンスと考えるのは自然なことです。
一昔前のように、妊娠をしたら低いヒールの靴を履き、お腹を締め付けずにゆったりと切られるいかにも「マタニティ」感満載の服だけではなく、マタニティ服も進化を遂げています。ママだってオシャレに、妊娠中だってオシャレを楽しみたい!と妊娠中のデリケートな体に対応しつつ、見た目は普通の服と変わらないようなデザインものが人気です。
全国に多数の大型店舗を誇る"イオン"にマタニティ向け商品として販売されているのが若い世代の女性に広く知られているOLIVE des OLIVEがママ向けに展開したOLIVE des OLIVE maman。
このブランドのコンセプトは『かわいい妊婦』。毎日がHAPPYになるような「産後も着られる」マタニティウェアを販売しており、このマーケットの特性とニーズを掴んだデザインで見事に妊婦さんの心を掴み人気を誇っています。
(出典)クロスプラス株式会社「OLIVE des OLIVE maman」
https://www.crossplus.co.jp/brand/brand_73.html
服以外にもマタニティ向け商品は存在する
妊娠期間をオシャレに過ごして気持ちをあげるというのも賢いマーケティング戦略ですが、子育てをしていくことによって生じる問題を解決するための商品やサービスも新しい切り口であるといえます。
たとえば、妊娠をしたら皮膚が引っ張られて人によっては「妊娠線」なるものが発生してしまいます。その妊娠線を予防したり消したりするクリームといったように、デリケートな悩みにダイレクトに答える商品もニーズが大変高いです。
成長の過程で必要になるものにも可愛さとイマドキ感を!
子供の成長はかけがえのないもの。成長の過程で迎える記念日に用いるものについても市場拡大の可能性を秘めています。
戌の日の妊婦帯もそういったイベントに付随する商品のひとつ。安産の神様と言われる犬(戌)を社名に入れているので広い世代に深く知れ渡る「株式会社戌印本舗」は縁起の良いイメージも相まって妊婦帯マーケットの先駆者としての位置を確立しています。
マタニティビジネスを侮るなかれ
妊婦ならでは、の悩みは尽きない。妊娠中のボディメイクにマタニティヨガや、今しかないお腹のふくらみを記念にとマタニティフォトなど、妊娠期を巡って様々なサービスが展開されています。昔からある商品やサービスに新しい要素を吹き込むのはもちろん、美容と健康に興味深々のイマドキママさんへ向けて新しくサービス展開をしてみるのも良いですね。
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著者情報
doffy
doffy
元海上保安庁職員。海のコックさんをしながら人命救助業務に従事していた変わり者。出産後、夫の転勤のため泣く泣く退職し、現在は一姫二太郎のママ。「人の役に立ちたい!」という気持ちは主婦になった今もブレず、現在はフリーライターとして多方面に記事を執筆中。“ためになる記事、役に立つ記事”を広く世に配信すべく、日々執筆活動をしています。
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