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マーケティング担当者のためのWebライティング講座

コンテンツマーケティング

002Webライティングのプロになりたければマーケティング視点を持て

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Webライティングで重要なのは文章力ではない

Webライティングにおける「プロフェッショナル」と「アマチュア」の違いがわかるだろうか?

違いがわからなければ、たとえばブログをマーケティングに活用しようとしても、どんなライターに参加してもらえばいいのか判断できない。あるいは担当者自身が執筆を担当するとしたら、どのような文章を書けばいいのか理想が見えない。

真っ先に否定しておきたいのは「文章力」という回答だ。Web環境では流し読みが基本であり、端正な文章が書けようが、表現が巧みだろうが、宝の持ち腐れになってしまうケースが多い。もちろん、これらスキルがあるに越したことはないが、それだけでは決め手にはならない。

理屈はいったん置いておくとして、経験的に思い当たる節はあるだろう。Webでは、多くの人に読まれ、強い影響力を持つ記事が、必ずしも美文であるとは限らない。むしろ、トラディショナルな価値観では "駄文" とされるような、薄っぺらい文章が目に付くケースも多いはずだ。


プロフェッショナル=マーケティング感覚に長けた人材

Webライティングにおける「プロフェッショナル」と「アマチュア」の違いは、マーケティング視点が存在するかどうかだ。プロのWebライターとは、マーケティング感覚に長けた人材を指す。

こう言い換えてもいい。自分が書きたいことを書いているうちは、プロフェッショナルとは呼べない。"読み手にとっての価値" を高い精度で推測し、条件に沿ってコンテンツ(記事)を作るスキルがあってこそ、プロフェッショナルだ。

なぜWebライティングに、マーケティング視点が不可欠なのか? これを理解するには、世の中の仕組み、情報流通の構造について洞察しなければならない。

Webライティングとは "北国でかき氷を売る方法" に等しい

総務省による『我が国の情報通信市場の実態と情報流通量の計量に関する調査研究結果(平成21年度) ―情報流通インデックスの計量』によると、平成13年から平成21年のたった8年間で、インターネット上を行き交う情報量は、約71倍と爆発的に増えている。一方で、情報の消費量は2.5倍から3倍程度にしか増えていない。

圧倒的に情報過多の時代であり、人々はあまりの情報量にうんざりしているのが現実だ。この状況で情報発信をしようというのは、言ってみれば、砂漠で砂を撒くようなものだ。自分では目立てるつもりかもしれないが、人々にとってはただの砂粒であり、まるで見分けがつかない。

このあたりを深掘りしたければ、佐々木俊尚『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』、田端信太郎『MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体』に詳しい。どちらも、ビジネスでWebに関わる者にとっては「読まなければ話にならない」と言えるほどの、必読の書だ。

砂漠で撒いた砂を目立たせる方法はあるだろうか? あるいは、北国でかき氷を売る方法はあるだろうか? マーケティング担当者のあなたなら、「ある」と即答するはずだ。これがすなわち、Webライティングに求められる、必要不可欠な要素なのだ。

消費者に情報を押しつけていないか?

「自分が書きたいことを書く」という独りよがりは、個人だけの誤りではない。企業も、消費者に対し、知らせたい情報を押しつけていないだろうか。

会社が総力をあげて開発した新商品の存在を、一人でも多くの消費者に知らせたいのはわかるが、単に「新商品が発売された」という情報など、誰も求めていない。消費者が知りたいのは「それが自分のどんな悩みを解決してくれるのか」という商品の価値だ。

「新商品Aについての記事を書いてほしい」と振ったときに、アマチュアライターは、新商品Aのカタログスペックを並べるだけのような記事を書く。

一方、プロフェッショナルなライターは、新商品Aの価値から逆算し、新商品Aを必要とするだろう顧客像を絞り込み、その中のたった一人が買いたくなるようなアプローチを考え(あるいは御社と相談し)、記事を書く。どちらが求める成果に近づけるかは、言うまでもない。

© MAKEPO

 
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著者情報

ヨリカネケイイチ

寄金佳一

1979年生まれ。横浜市在住。『D*MANIA』ディレクター、フリーライター、ブロガーとしての活動を中心に、WEBライティング講師や、WEBマーケティング&メディア運営アドバイザーを手がける。

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寄金佳一

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