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006販売・集客など具体的成果を得るための記事タイトルの付け方

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テクニックは後回しでいい

記事タイトルの付け方には、さまざまなノウハウがある。例えば、「具体的な数字を入れる」「読み手の不安を煽る」「インパクトのある単語を使う」などだ。

マーケティング担当者のあなたなら即座にわかると思うが、どれも正しく、確かな効果があるので、積極的に学ぶべきだ。

ただ、これらはテクニックでしかない事実も忘れてはならない。本質が誤っていれば、せっかくのテクニックも宝の持ち腐れになってしまう。

記事タイトルの役割は、記事の目的と、読み手のマッチングである。

たとえば、"商品を売る" 目的の記事であるとしたら、商品を買ってくれる可能性のある人が「自分のための記事だ」と感じられるように、タイトルを付ける。


釣りタイトルが駄目なのは "求める成果" が得られないから

うんざりするほどの情報が溢れている現代社会において、タイトルは、人々が「読むかどうか」を判断する基準となっている。

ソーシャルメディア上や、インターネット検索において表示され、クリック率に影響を与えている。また、検索順位にも影響を与えると考えてよい(SEOについては別の機会に詳しく取り上げる)。

商品やサービスの販売が目的であれば潜在顧客に向けて、リクルーティングが目的なら求める人材像に合致する人に向けて、「記事を読んでみたい」と思わせ、漏れなくクリックしてもらえるように、頭を捻ればよい。

これが唯一無二の正解であり、コンテンツマーケティング、インバウンドマーケティングにおいては他の解答はあり得ない。

釣りタイトルがなぜ駄目なのか、これでわかるはずだ。商品を売りたいのに、商品を買ってくれる可能性がない人にいくらクリックされても、まったく意味がないからである。

事例:イベント集客を目的とした記事のタイトルを決める

具体的な思考の道筋は、以下のとおりだ。前回の記事「商品を売りたければ記事はこう書け!」で紹介した "理想のライティングを実践するためのチャート" がそのまま応用できるので、活用してほしい。

  1. 目的を明確にする
  2. 顧客像を想定する
  3. 顧客が価値を感じる要素を推測する

今回は、目的を "イベント集客" に設定してみたい。たとえば、アウトドア用品メーカーが、子育て中のファミリーにもキャンプを広めるために、「手ぶらで参加できる泊まりがけのイベント」を企画したと想像してほしい。

記事内容は、あからさまな募集記事にはしない。たとえば私なら、現地の下見に行ったときの写真や、(回を重ねているイベントなら)昨年の写真等をベースに、キャンプ体験の豊かさや、イベントの魅力を伝えられるように考える。

顧客像ははっきりしている。幼児から小学生くらいのこどもの子育てをしている父母だ。キャンプに強い関心はあるものの、きっかけを掴めないでいるタイプが該当するだろう。

間違ったタイトルの事例

絶対にやってはならないのは、記事タイトルを内容の要約にしてしまう間違いだ。たとえば、

『ファミリーキャンプイベントの昨年の様子』

というタイトルは、記事の内容をこれ以上ないほど完璧に示している。が、よほどこのメーカーのイベントに注目していない限り、クリックして中身を読もうと思う人は少ないはずだ。では、

『一生に一度は行きたい! 日本一の秘境とも言われる●●でキャンプを楽しむ』

は、どうだろうか? イベントの価値を訴求できていて悪くはないが、子育て中のファミリーに適したタイトルとは言いがたい。

"一生に一度は行きたい!" や "日本一の秘境" という希少性は、アウトドア好きな大人には響くだろう。が、小さなこどもを抱えた親にとっては、上級者向けの印象を与え、逆に不安にさせてしまう可能性が高い。

このケースでは親の心配・不安を解消するタイトルが正解

実際に大手メーカーの広報担当者から聞いた情報だが、「こどもを自然に触れさせたい」「キャンプに連れていきたい」と考えている親はかなり多い。

だが、不安が先行したり、準備の物理的・金銭的負担にためらってりして、なかなかデビューできないケースが多いのだそうだ。

すなわち、こうした父母にとって価値があるのは、

  • キャンプ未経験で大丈夫なのか?
  • 泊まりがけは大変なのではないか?
  • キャンプ用品を何も持っていないが参加できるのか?
  • キャンプ場はどんなところなのか? お風呂やトイレはどうなっているのか?

という心配の種を解消してくれるような要素・情報だ。

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『未経験者・こども大歓迎!』
『家族でキャンプデビューしませんか?』
『今までに300人のこどもがキャンプのとりこに』
『楽チン手ぶらキャンプ』
『温泉付きの人気キャンプ場』

以上のようなフレーズを組み合わせ、記事の内容に沿ってタイトルを決めていけば、小さなこどもを抱えた親が興味を示し、リンクをクリックする可能性を高められる。

冒頭で触れたテクニック等も駆使するといいだろう。

繰り返すが、記事タイトルの役割は、記事の目的と、読み手のマッチングである。目的を達成するためにアプローチすべき対象が、「記事を読んでみたい」と感じるようなタイトルこそ、唯一無二の正解である。


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著者情報

ヨリカネケイイチ

寄金佳一

1979年生まれ。横浜市在住。『D*MANIA』ディレクター、フリーライター、ブロガーとしての活動を中心に、WEBライティング講師や、WEBマーケティング&メディア運営アドバイザーを手がける。

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寄金佳一

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