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008記事に小見出しをつけないのは「トイレに男女表示をしない」レベルの配慮不足

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唐突だが、男性用・女性用の表示がある普通のトイレと、男性用・女性用の表示が一切ない奇妙なトイレが、すぐ隣同士にあったとしたら、あなたはどちらを選ぶだろうか?

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全員が、男女表示のあるトイレを選ぶはずだ。

ドアを開けてみたら異性が立っていて、変な目で見られてしまうかもしれない......などというリスクを冒してまで、男性用か女性用か判然としないトイレを使おうとは、まず思わない。

なぜこんな突飛な話を持ち出したかというと、記事における小見出しの重要性を理解してもらうためだ。

記事に小見出しをつけないのは、トイレに男性用・女性用の表示をしないのと同レベルの配慮不足であり、決定的な落ち度なのである。



記事をいきなり頭から熟読し始める人はいない

たとえば、体形に悩む女性Aさんが、適正体重を気にして、BMI(ボディマス指数)についてGoogle検索をしたとする。知りたいのは、BMIの仕組みであったり、自身の適正体重であったりするだろう。

すると、健康器具メーカーや、健康系ポータルサイトがコンテンツマーケティングとして用意した、BMIについての解説記事や、BMI計算機がヒットする。個人のブログやWebサイトも含め、何百万という候補が提示される。

Aさんは、どの記事を読んでいいのか迷い、タイトルを参考に、一つ一つクリックしてみるだろう。

では、クリックしてみた記事を、頭から熟読し始めるだろうか?

たぶん、そのような奇特な人は滅多にいない。圧倒的大多数は、小見出しと、せいぜい書き出しの数行を参考にして、「知りたい情報が書かれているか?」「読む価値がありそうか?」を判断する。

時間は無限にあるわけではない。熟読されるのは、「目的を達せそうだ」と目星を付けられた記事のみなのである。

小見出しがない記事は躊躇なく後回しにされる

こうした状況において、記事に小見出しがなかったらどうか? リンクをクリックすると、タイトルの後に、ダダーッと本文が続いているような記事である。

わざわざ時間を無駄にするリスクを冒してまで、頭から熟読を始める人はいない。

ほかに、自分の欲求を満たしてくれたり、課題を解決してくれたりしそうな記事は無数にあるのだ。ストレスを感じれば何の躊躇もなく後回しにし、他のサイトへ遷移するだろう。

小見出しの有無など、些細な違いだと思うかもしれない。だが、他に有力な選択肢があるのに、わざわざ男女表示のないトイレを使おうという人はいない。

内容に価値があるから読まれるのではない。「読む価値がありそうだ」と判断される記事が読まれるのだ。

もちろん、実際に記事内容に価値があるのは大前提だが、それだけでは生き残れないのがWebという世界である。

マーケティング担当者(広報担当者やWeb担当者も含む)が執筆する場合はもちろん、ライターに外注する際にも、小見出しを必ず付けるように要求するべきだ。

小見出しだけで記事の内容がすべてわかるようにしておく

人々の多くは記事が読みたいわけではなく、課題を解決したり、欲求を満たしたりしたい。「読む価値がありそうだ」と判断してからでないと、読み始めない。

だからこそ、Webコンテンツにおいて、小見出しは必須である。

小見出しをどのように付ければいいかも、これで明確だろう。

本文を読まずに「読む価値がありそうだ」と判断できる状態にしておくのである。

すなわち、小見出しだけで記事の内容がわかるように、セクションごとに要約を箇条書きにするイメージである。

私の連載は、すべてこの原則のとおりに小見出しをつけているので、必要であれば参考事例としてほしい。

情報の出し惜しみは絶対にやってはいけない

注意点は、情報の出し惜しみ、迂遠な表現は厳禁であるということ。たとえば、

『新商品の驚きの性能とは!?』

などと小見出しをつける愚は、絶対にやってはならない。

本当に驚くような性能があるのなら、ずばりその性能を具体的に書くべきだ。「詳しく知りたい」と思わせてこそ、読者は熟読を始めてくれるのである。

そもそも、その記事を書く目的は、何だったろうか。商品を売るのが目的であれば、商品の価値をズバリ示し、興味を持つ人々に読んでもらわなければ意味がない。

情報の出し惜しみは、単に潜在顧客にストレスを与え、目的達成を遠ざける結果にしかならない。


© MAKEPO

 
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著者情報

ヨリカネケイイチ

寄金佳一

1979年生まれ。横浜市在住。『D*MANIA』ディレクター、フリーライター、ブロガーとしての活動を中心に、WEBライティング講師や、WEBマーケティング&メディア運営アドバイザーを手がける。

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寄金佳一

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